Yahoo!ブログからの移動で思う事

5年近く使っていたYahoo!ブログが終了するという事で

昔使っていたはてブロをまた使う事にした。

 

それで悩みが生じた。

過去の日記を移動するか?しないか?

 

昔はノートに日記を書いていたけど、もう手が痛いしかさばるしでやめた。

映画や美術展のチケットは日記に貼ってたけど

黄ばんでボロボロの日記を見るにつけ、画像に残せば十分だと思える。

自己満足だから。

そういうわけでブログをやめる気は無いけど、

過去の日記はもう捨てていいか。でも消えるのは寂しい気もする。

じゃあローカル保存でいいか、とも思ったけど、

一度やってみたらいいソフトが無くて、しかもバックアップ取るのも

面倒で、やっぱりブログに戻したのだ。じゃあ非公開にするか…

 

 

ブログって廃れるの?

 

Yahoo!ブログの終了でネットを色々見てみたけど

「ブログはもう時代遅れ」という意見が多かった。

 

たしかに芸能人もブログよりはSNSが多くなってるし

今は何だってアプリだ。

「アプリでブログ見てる」なんて人を私はまだ知らない。

いや、わざわざ言わないのかもしれないが。

 

PC向けのサービスは廃れる。

確かにそうなんだけど、スマホも万能じゃないじゃん。

スマホに向いたサービスだけ生き残ると、ウェブってどうなるんだろう。

私はスマホ漬けの娘を見てて思うんだけど、

スマホだけ使ってる人って、ウェブって言われてもピンと来てないと思う。

いや、私もピンと来てないけど。

 

例えば「宇宙」って言われて、知れば知るほど理解が難しくなるあれ、

あれと同じで、スマホ世代の若い人ほどウェブを狭く整然と理解している気がする。

 

 

 

データベースという感覚

 

 

それにしてもブログサービスがひとつ終了すると、

そこに投稿されていたすべての記事が消える。

まぁ当たり前だし、今までにも色んなサービスが消えて、同時に

無数の記事が消えてきたわけだけど。

 

初めて我が家がインターネットに繋がった2000年、

私は思った。

凄い!!

何を調べてもすでに誰かが言及してる!!

つまりこれはもう世の中の全てが記録されてるってことか!!

と…

そして当時Google検索すると2ちゃんねるのスレが上位に

ヒットしやすかったせいで、私は2ちゃんねるで情報収集するようになり、

当時の2ちゃん住人には「データベースを作ってる」という意識が

普通にあるらしいと学んだ。

 

でもあれから20年近くたってみると、

「データベースを作る」という意識でネットに書き込んでる人って

どれくらいいるんだろうと思えてきた。

もしかして激減してない?

だってtwitterとかのSNSって、はかないというか、

紙媒体で言ったらチラシって感じじゃない?

 

新聞ならさ、図書館にしっかり保存されて、新聞社もデータベース化してて、

あとから調べられるじゃん。

 

多分、何百年たってもやっぱりすぐ取り出せるところに保存されてる。

 

それで言ったらtwitterは、貼り紙って感じで、

その瞬間はすごく役立つけど、時間がたつにつれて散逸していく。

Google検索でたまにツイートが引っかかるけど、

そのツイートだけ見てもだいたいは意味が分からない。

まるで木の葉が散って積もって、だんだんただの土になるように

散り散りにウェブの肥やしとなっていくんだ。

なんだかそんな気がする。

 

じゃあブログは何なのかというと、やっぱり私にとっては日記帳で、

手軽だけどデータベースとしては不便だし、

ウィキペディアみたいにせっせと更新し続ける人もいないから

(というか私はやらない)追い追い地層となって埋もれてくんだけど

それでも検索で必死に掘り返すと、たまにこれだ!って情報が見つかる。

 

検索ってスコップみたいなもので、

たまに前触れなくスコップの形が変わって掘りづらくなる。

埋めといたものが出てこなくなる。そして知らないうちに消えてる。

かつて「すべての情報が蓄積されている!」とか感動した私は

何をそんなに信頼していたんだろう。

20年前の私に教えてあげたい、今の気持ち。